ステークホルダーとのSDGsな関係
お世話になっております営業マンです。
最近、「物価が上昇している!!」
…と話題ですね。
しかし、素朴な疑問。
「本当に物価上昇しているのか???」
これに関しては企業物価指数と消費者物価指数を見比べる事で正しい姿が見て取れます。
日本の企業物価指数が、1981年以来最大最高の水準で高まっております。
3月の企業物価指数は前年比9.5%の上昇|YAHOO!ニュース
その一方で、消費者物価指数はコアCPI(生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数)で見ますと、
なんとここ数ヶ月ずっと下落し続けているのです。
2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)2月分|総務省統計局
これは言わずもがな、
「日本に物価上昇できるだけの体力がなく、
企業が原材料費高騰の分を負担している」
という事を表しています。
「物価上昇は辛い!!!」それは当然なのですが…
緩やかに上昇する健全な経済では、むしろ物価上昇はあって然るべき現象の筈です。
しかし、コロナ禍によるサプライチェーン問題、
ウクライナ危機に端を発する原油高などエネルギー・原材料費高騰、
そして振るわない日本の消費。
通常とは少し異なる物価高様相が日本経済を蝕もうとしております。
その状況自体も悲しいですが…これを受けていろいろ思いました。
業者・エンド問わず、ビジネスは利益を最大化するゲームですから、
「自分の利益をできるだけ大きくしたい!!!」…と望むのは当然な事です。
利益無くして生活は成り立ちませんから。
ただ、その精神が行き過ぎると上で申し上げて参りました日本の状況のように
「お金が使われない経済」
「仕入れ値が高騰してもお客さんに転嫁できない」
…といった不自然な体質に陥り、結果として自分達の首を絞めているような気がします。
「お客さん=自分達=働く人々」ですからね。一方的に「お客さんサイドオンリー」の人は不労所得者しか存在しませんから笑
生産サイドだけ厳しい物価高は、必ず消費サイドの生活に跳ね返ります。
ここが是正されない限り、「日本の消費者物価が健全に上昇する」目は無いような気が致します。
(※諸要因様々ありますが)
(※個人の感想です)
従いまして弊社と致しましては、
ステークホルダーの皆様のご要望(賃上げ・賃下げ・値下げ交渉)につきまして、
「弊社で協力させて頂ける範囲で可能な限り協力させて頂きつつ、
弊社側からも今後皆様に料金等のご協力を賜りたい」と考えております。
具体的には、まず挙げられるのが工場・倉庫の賃料です。
弊社が貸主のテナントに関し、実は消費税が3%導入された時から数えて一度も賃料に転嫁した事がないのです。
これ、よく考えると結構驚きですよね笑 0%から現在の10%までずっと同じ賃料だった訳ですから。
しかしながら、これが相当収益を押し下げておりますので、限界が近いのかなと考えております。
もし次回消費増税された場合、「10%⇒〇〇%」への転嫁はさせて頂きたい思いです(増税して欲しくありませんが笑)
テナント・駐車場管理における資材等につきましても、原料費高騰を受けて今までの料金では対応が難しい物が出てくるかもしれません。
その際はご相談させて頂きますので、是非ご協力を賜りたく存じます。
「金は天下の回りもの」
「三方よし」
昔の人はよく言ったものだと改めて感じます。
これからもステークホルダーの皆様の生活をより豊かにできるよう、精一杯頑張らせて頂きますので、
どうぞ宜しくお願い申し上げます!!!