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花粉症の原因とか

      2017/02/27

こんにちは、ナカノ不動産企画のモトキです。

だいぶ暖かくなってきた今日この頃。
春先ですので風がめっぽう強く、散歩の時には眼が開けられないほどの強風に遭遇することがあります。
その風自体もきついのですが、その風によってもたらされる最悪の敵…それが

花粉

ですね。
御多分に漏れず、私も花粉症です。
鼻水が止まらず、パソコンの前に座っている今もなおティッシュを大量消費し続けております。

私は以前、不動産業者としての興味と自身の花粉症と言う(悲惨な)身の上から、
林業に興味を持ち、いろいろと勉強していた時期がありました。
そんな私が思うところを、門外漢としてざっくばらんにお話したいと思います。

この花粉症の主要因が「杉」であることは当たり前によく知られておりますが、
その杉が今も植えられて増え続けているということを知っている方は多くはないのではないでしょうか。
下記の資料でわかる通り、戦後日本の森は増え続けています。

森林蓄積
参考:林野庁「森林資源の現況」(平成24年)

しかし現在の日本は明らかに木材の需要不足状態です。
これには二つの理由があります。
①そもそも家の着工数が減少(2009年を境に、かつての年間新築100万戸超は一度も達成されてません)
②住宅の種類にも鉄骨やコンクリートマンションなどの選択肢(新築戸建の木造率すらも50%前後)

つまり、
木材が使われない→でも植林はされている→でも木材は使われない→でも植林は…
なんという無限コンボ
これが花粉症の正体なのです。

シンプルに考えると、対策は二つ。
植えないか、使うか。
しかし植えないというのは、林業界という閉鎖的な環境や、また一気に減らすと森が荒廃してしまうなどの理由で、難しいようです。
ならば、使うしかありません。

そこで私が昔考えたのは、
杉でティッシュ作っちゃえばいいんじゃね?(天才)
という名案でしたが、しかし杉はパルプには不向きで、実用は難しいみたいです(しょんぼり)。

近年は電力の原子力依存を減らすという意味合いでも、
木質バイオマス発電が脚光を浴びていましたが、それもあまり増えていないようです。
一時期期待されていた埼玉県秩父市のバイオマス発電所も、なんか最近は火災で稼働停止とかなんとか…

不動産屋としては、やはり花粉症は木造住宅を供給することで撲滅していきたいとこですね。
木造住宅にはこれ以外では得られない暖かな温もりがありますし、
最近は耐久性も大幅に増加しております。
これからもそんな魅力を発信して、花粉症撲滅に微力ながら貢献していけるといいかなって思ってます。